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平成29年8月

[2017年8月10日]

町長ブログ

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平成29年8月10日 新しい農業

 皮ごと食べられる完熟国産バナナがあるということで、それを開発した田中節三さんに会うため岡山県に行って来ました。

 岡山市南区にある農業法人株式会社 D&Tファーム、ビニールハウスからバナナの葉が飛び出しているのが、道路を走る車の中からもよくわかる現地に、昼過ぎに到着し、早速、田中哲也社長の案内でハウス内を案内していただきました。


 世界中のバナナは数百種類あるそうで、ここでも何種類かのバナナを栽培しているということでした。写真のように日本で立派なバナナが元気に育っていました。
立派なバナナ

 その後、開発者である田中節三さんから詳しく説明をいただきました。田中さんはもともと農業とは関係のない事業家で、こうしたバナナを作ろうと思ったきっかけは「私は昔からバナナが好きで、いつか自分で作ったバナナを好きなだけ食べたい」と思ったからだそうです。田中さんが開発した技術は「凍結解凍覚醒法」で、どんな熱帯植物でも、過去には氷河期を何回も乗り越えて生き残ってきたはずだという考えから開発されたそうです。バナナの苗を、特殊な液で処理をし、約半年かけて–60℃まで凍結させ、その処理をした苗を植えることにより、どんな寒い場所でも育つというもので、さらには、この方法を使えば、生育は通常の期間より格段に速いということも実証されています。

 例えば、通常の南国で育つバナナであれば、収穫まで約15ヶ月かかりますが、冷凍処理したバナナは約9ヶ月で収穫できます。また、通常だと一度収穫するとそれで終わりですが、このバナナは、一度収穫したあとから2〜5株の新しい苗が出て、それぞれに実をつけます。さらに3回目は2回目の苗それぞれから、やはり2〜5株の新しい苗が育つということだから出色のバナナということになります。

 味は非常に甘く、糖度が25度にもなるそうです。また、無農薬なので皮ごと食べられますが、皮は渋味もなく味は淡白でサラダにでも合うと思いました。この皮には栄養分が豊富に蓄えられるので、身体にいいそうです。このバナナ、中国地方の百貨店・天満屋で1本1000円で販売しており、それでも注文殺到で、現在4ヶ月待ちだそうです。

バナナ
 この技術を使えば、どんな物でも栽培できるそうで、田中さんのハウスには、パイナップル、パパイヤ、コーヒーなど他にもたくさんの熱帯植物が植えられていました。
パイナップル
 東員町では町の将来を考えて、町の基幹産業である農業の再生、稼げる農業、農業による雇用の拡大を図っていかなければならないと考えています。そのための取り組みとして、こうした先進技術による農業の誘導ということも真剣に検討していかなければなりません。初期投資の課題はありますが、前向きに検討する価値はあると考えています。

大変貴重な取り組みを見せていただき、田中さんには感謝申し上げます。

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