[2012年3月31日]
ID:1968
役場庁舎玄関ホールに『町民ギャラリー』を設置したいと考えています。
具体的には、まず玄関入って右の待合スペースを整理してギャラリーにしま
す。町民の皆さんの自慢作品を置いていただければ、殺風景な役場ロビーが
潤いのある空間に生き返ります。
先週、三重県展の移動展が東員町文化センターで開催されていました。1週
間で1800名ほどの入場者を数えたといい、大変盛況のうちに幕を閉じました。
ご来場いただいた皆さまには感謝申し上げます。この中には、水貝妙子様の絵
画をはじめとした町民の皆さまの作品も展示いただきました。
『町民ギャラリー』には、このような催しのときだけでなく、平素よりご活躍いた
だいております町民作家の皆さまの作品を出展していただきたいと考えておりま
す。詳細につきましては、早急に要綱をつくり、皆さまにご案内させていただきま
すので、その節にはよろしくお願いいたします。とりあえずは、皆さまにお願い
するまでの間、こちらで考えた企画展から設営するようにしております。
今日は少し、町民の皆さまのなかで、①身の回りにあるものを使ってクラフト
をつくる、②銅版彫刻、③手作りの和凧など、見せていただいてきました。素晴
らしい作品が並んでおり、ぜひとも多くの皆さんに見ていただきたいと出展をお
願いしてきました。作者の皆さんは、たとえば学校へでも、たとえば文化教室へ
でも、どこへでも制作指導に来ていただけるということでした。今後、こうした取り
組みも視野に入れていきたいと考えています。
町民の皆さんの素晴らしい作品で役場庁舎内を潤いの空間に変えていきます。
皆さんのご参加、そして観賞にぜひ役場まで足を運んでいただき、この企画を盛
り上げていただきますようお願いいたします。
土曜日、「社会福祉法人いずみ」の理事さん、「いずみの将来を考える会」
の保護者および町の担当職員2名とともに、愛西市にある社会就労センター
(障害福祉サービス事業)「れいんぼうワークス」(社会福祉法人あさみどりの
会)へ研修に行ってきました。
あさみどりの会(島崎春樹理事長)は、昭和44年、障がい児の集団訓練
施設「さわらび園」として、子供たちの発達支援に関わることから始まり、今
では総合的に障がい福祉サービスを提供しています。現在、「さわらび園
(名古屋市千種区)」「べにしだの家(名古屋市中村区)」「わらび福祉園(み
よし市)」「れいんぼうワークス(愛西市)」の施設を運営しています。
今回は、その内の「れいんぼうワークス」とその周辺に配置されたケアホ
ーム「虹の家」(4棟・25室)を視察させていただきました。週末には実家の
ほうへ帰っているということで、この日は居室には誰もいませんでしたが、
きれいに掃除の行き届いた生活空間を見た保護者の皆さんは、大変感激
しておられました。毎日ここから隣の「れいんぼうワークス」へ通う生活をして
いることを、将来の自分の子供たちのことと重ね合わせているようでした。
東員町も多くの障がい者福祉の分野を「いずみ」にお世話になっていますが、
これからはこうした人たちの親亡き後を考えていかなければなりません。
保護者の方は「この子より1日でもいいから長生きしたい。」と考えられていると
思いますが、思い通りにいかないのが現実です。
働く場所を創り出すこと、確保することと同時に、その近くに「虹の家」の
ような入所施設を建設していかなければならないでしょう。親がいなくても
共同生活できる、そんな支援事業が必要となるのは遠い将来の話ではあり
ません。「いずみ」や保護者の方がまず動いていただく、こうした取り組みに
対して、行政は誠実に支援させていただきたいと考えています。家族、施設、
行政それぞれが役割分担して、これからの地域福祉のあり方を考え、実行
していこうではありませんか。
東員病院の北側で、保安林が伐採され土砂採取が行われています。これは
全くの違法行為で、町としても困っています。再三にわたる県の指導も聞き入れ
ない、非常に悪質な行為です。昨年12月に警察が入っての警告と県の中止命令
により、ようやく土砂採取を中断しました。その後、復旧はされず放置されたまま
です。
道路沿いに入り口があり、ロープが張られた状態で放置されていますが、それを
外せば簡単に通行可能であり、産業廃棄物でも持ち込まれたら取り返しのつかない
ことになります。
この道路は、以前から不法投棄が絶えないところで、その対策に苦慮しています。
夜間に持ち込んで逃げてしまう不届き者の多い道路筋だからこそ、ここが彼らに
とって格好の場所にならないか心配です。
このような状態になった保安林は、植林して復旧させなければならない法的義務
があります。このままでは、豪雨などによる自然災害などを防ぐことはできません。
この件に関しましては、町としては何の権限も持っていませんから、県に対して、
地主に対し強く指導していただくよう要請しています。従わない場合は、刑事訴訟
や行政代執行の手続きなどの法的措置も含めてお願いしています。
町民の皆さんには、こういう場所のあることをご記憶いただいて、事件が解決
するまで、行政の厳しい監視は当然ですが、足りないところもあると思いますので、
みんなで気にかけていただくことをお願いいたします。
中部公園のアジサイがきれいに咲きました(写真1)。3年ほど前から町
民の方がボランティアで、雑草が生い茂って殺風景だった水辺法面をアジサ
イでいっぱいにしようと始めていただきました。なかなか思い通りにはいか
ないようですが、少しずつ根付いているようです。
ただ、公園を造成したとき持ち込んだ土にむらがあり、合わない土がある
ところはアジサイも育ちません(写真2)。土を入れ替えたり、水遣りのホース
を敷くなどしたり、町民の方も、育たない株を入れ替えたり、雑草を刈ったり
していただき、愛情込めて手は尽くしていますが、自然のものは正直です。
土を入れた人の心を反映しているようです。
中部公園は、建設時に、町民の皆さんの意見が建設賛成・反対ふたつに分
かれて大きな議論を巻き起こしたことはご承知の通りです。どちらが良かった
のかは別にして、現在の中部公園には年間35万人の来場者があり、大変な
人気スポットになっています。四日市市と大安町にまたがった北勢中央公園
への来場者が年間5万人ということを考えると、中部公園の人気のほどが
わかります。
これだけの人に来場いただくわけですから、公園の維持管理費が調達でき
るような仕組みが必要ではないかと思っています。現在は、パークゴルフを
楽しんでいただく方からのプレー代収入だけで、年間管理費の1/5程度にしか
なりません。来ていただいた方が不便を感じていることを補う仕組みを作ること
によって、少しおカネを落としていただけるようになればということもこれからは
考えていかなければなりません。
これからは東員町も、町民の皆さんの税金を有効に使うために、少しくらいは
経済感覚を持たなければならない時代ではないでしょうか。
昨日は、朝一番で消費生活相談員の委嘱を行いました。近年の世相を反映
してトラブルが絶えないようで、相談はかなり多くなっているそうです。相談員
の先生にはこの後すぐに相談業務に入っていただきました。
今までは、役場の中で相談窓口を設けていましたが、「役場には顔見知りが
多く、相談に行きにくい。」という意見があり、窓口での相談件数は少なかった
ということです。そこで、今年度より顔見知りでない、他市町からの相談員の方
をお願いすることと致しました。身近なところで専門的な相談が受けられ、必要
に応じて斡旋を依頼していただけるよう、独自の専門知識を有する相談員のい
る窓口体制を整備致しましたので、是非ご利用いただきたいと思います。
内容につきましては、『広報とういん』に掲載しますが、以下の通りです。
日 時 : 毎月、第2・第4月曜日の午前9時~正午まで
(祝休日と重なった場合は翌日)
場 所 : 町保健福祉センター 2F 第2研修室
内 容 : 消費生活アドバイザーによる商品・サービス等に関する
苦情相談、助言等を行います。
連絡先 : 東員町・生活福祉部・生活環境課(TEL 0594-86-2807)
担 当 : 西野(生活環境係長)
現代社会は情報が多くて、個人のレベルで、その中の内容を、確実に取捨選
択できるものではありません。誤解を恐れずに言うならば、ダマシのテクニック
も大変高度になってきているということです。特に高齢者の方を狙った確信犯
が増えてきていることも事実です。
町民の皆様には、どうかこの機会に、この相談制度をどんどん活用していた
だきますようご案内申し上げます。
ふらわぁ~びれっじ(文化センター向かいのガラス温室)の展示棟では、毎月
第1・第3日曜日の8:00~10:00まで朝市をやっています。昨年1月から始めて運
営してきましたが、会場は真ん中に池があり、石垣やブロックの段差もあり、使
い勝手が悪いのと同時に、高齢者や障がいのある人に来ていただいたとき危
なくて、以前からとても気になっていました。
6月議会で、このフロアをバリアフリーにして危険を無くそうと、そのための予算
70万円を計上したところ、予算決算常任委員会で反対の議決となりました。
この施設は、10数年前に農林省の補助と町費をつぎ込んでできたものです。4
~5年使っただけで、ここ10年くらいはほとんど手つかずの状態で放置されてい
ました。大変“もったいない”ことです。3年ほど前、当時の佐藤町長の依頼を受
けて、行政との協働で、町民の有志がボランティアでこの施設を有効に使おう
と活動を始めました。みんなが手弁当で自分たちのおカネまでつぎ込んでがん
ばっています。
ガラス温室は3棟あります。花卉棟には東員花卉クラブに入ってもらって、現在
花の苗を8万鉢ほど育てていただき、主に学校や庁舎など役場関係で使わせ
ていただいております。「花をつくったら売ったらいいね」ということで、真ん中の
展示棟で売ることを決め、それなら近隣の農家から野菜なども出展してもらうよ
う朝市を始めました。多いときには200人ほどの来客がありました。
しかし、危ない、汚い(ホコリが多い)、使い勝手が悪いなどでなかなか客足は
伸びず、逆に不調です。だから、少しはきれいにして、危険なところは取り除い
てほしいという要望がかなり前からあり、今回の予算計上となりました。
今後も町のため、社会のためにお骨折りいただく町民の皆さんの、より一層の
ご支援をお願い申し上げます。
昨日、6月議会の一般質問が始まりました。今回は7日6名、8日4名の計10名
の質問を受けます。昨日は午前中10名、午後4名の傍聴者がお見えになりまし
た。やはり、もう少し多くの町民の方に、直に議会での議論を聞いていただき、
後にでもご意見を伺えればいいと思います。
昨日も質疑の中で、「議会の傍聴をもう少し増やしたい。」という私の選挙中に
掲げたマニフェストについて、「議会のことは議会が決める。町長としての選挙
公約としては不適切ではないか。」との指摘を受け、議論になったところです。
確かに私の選挙公約としては勇み足だったかもしれません。そのことは素直
に認めなければならないと思います。しかし、このことは、私にとりましても、議
会の皆さんにとりましても、町の将来を決めていく最も重要な、そして唯一の会
議であり、町民の皆さんに関心を持って聞いていただくことは当然のことだと思
います。そして、多くの方が直接傍聴できるような方法を考えていくことも私たち
の責務ではないでしょうか。
昨日もそうでしたが、平日の昼間に議会傍聴などできる方はそんなにいるもの
ではありません。特に、仕事を持っていればとても不可能でしょう。ですから、夜
議会を開くとか、休日議会を開くとかすれば傍聴者は当然増えると思っています。
議会の皆さんにご尽力をいただいて、できるだけ多くの町民の皆さんが議会に
対して関心を持っていただけるようにしていただきたいと願っています。
議会開催のあり方は、議会の会議規則で定めていただければすぐにでもでき
ることです。当然、夜間あるいは休日に議会を開催することになれば、町職員
の体制もそれに合わせて考えていかなければなりません。
いずれにいたしましても、町民の皆さんに開かれた議会であり、行政であるこ
とを目指していくことは、当然の私たちの責務ではないでしょうか。
昨日、家庭から出る廃食油の回収が始まりました。車の燃料として使用する
ため、必要な廃食油を精製するバイオディーゼル燃料製造施設が今年2月に
完成し、現在、ディーゼルエンジンで走る町のごみ収集車でテスト運行を開始
しています。排ガスからはほのかな天ぷら油のにおいがしているようで、嫌な
においはないそうです。CO2削減や資源の有効活用、さらには循環型社会を
目指した取り組みです。
各家庭から出る廃食油をペットボトルに入れてもらって、町内93か所に設置し
た専用カゴへ出してもらいます。自治会ごとの資源ごみ回収日に合わせて月
1回取りに回ります。
これまでは給食センターから出る天ぷら油を精製し、排気量6000CCのディー
ゼルエンジンを積みこんだ収集車を走らせています。給食センターからは年間
約4000リットルの廃食油が出ますが、これはごみ収集車1台を1年間走らせる
燃料に相当します。
各家庭からの回収は年間約8000リットルを見込んでいます。捨てる廃食油を
リサイクルすれば立派な燃料になります。環境を護るためにも、資源を有効利用
するためにも、町民の皆様にはぜひ回収にご協力をお願いいたします。
土曜日、「いなべ総合病院祭」があり、少しだけ参加してきました。
病院といえば静かなイメージですが、にぎやかな病院も陰気な気分を吹き飛
ばして、たまにはいいものですね。たくさんの地元の方が毎年楽しみにしてい
るようで、この日はとっても活気がありました。
私が伺ったときは、東員第一・第二中学校合同のブラスバンド部の演奏がま
さに始まろうとしているときでした。総勢43名の部員が、たくさんの人の前で堂
々と演奏している姿は、そしてそのパフォーマンスはすばらしいの一言でした。
数曲の演奏を披露し終わると、大きな拍手と同時に、観客の皆さんから「アン
コール!アンコール!」の大合唱。思ってもみなかった反応だったようですが、
アンコール曲も堂々とした演奏でした。こんなに立派なパフォーマンスだったら、
彼らにもっとその機会をつくってやらないと“もったいない”気がしています。
当町のイベントとして、敬老会、福祉まつり、農業商工祭などがありますが、こ
のような場で彼らが発表できるようなステージをつくれたらと考え、顧問の先生
に提案しました。きっと町内の皆さんであれば、子どもや孫のすばらしい演奏を
堪能していただけるのではないかと思います。楽しみにしていてください。
その夜は、南大社でほたるの乱舞を楽しみました。100mほどの水路に、おそら
く数千匹もいようという光景は、まるでやさしい光の絨毯。「ほたるがたくさんい
る。」と誘われたとき、これほどの光景は予想していませんでした。高感度カメラ
を持っていないのが悔やまれます。本当にみんなに見てもらいたい、やさしい
自然のパフォーマンスでした。
三重県では、新知事が建設中の博物館を白紙撤回するかどうかで注目を集めて
います。三重県の博物館とはそもそもどういうものなのでしょうか。
現在の三重県立博物館は、昭和28年開館し、老朽化による建て替え工事に入って
います。新しい県立博物館を考えるとき、その建設から維持管理、運営に至るまで、
全てが県民の血税で賄われていることを強く意識しなければなりません。そして、広
く県民が参加し、その情報を世界に発信できるようなものでなければなりません。は
たして、今の構想はそのようになっているのでしょうか?
そもそも博物館とは、ナポレオンが戦争での略奪品を『ルーブル美術館』に陳列した
のが始まりと言われています。その後、博物館はしばらく、単純な紹介の時期を過ご
しますが、これを「陳列」の時期と言います。その陳列品を専門家や学芸員の手によ
って体系化され、解説がつくようになる「展示」の時期へと移行します。20世紀中葉ま
では、この「展示」の概念で推移してきました。その後、欧米の博物館では「ドキュメ
ント」という概念で、博物館を新しいものにしていくという、積極的な試みがなされてき
ました。「ドキュメント」の内容は、本来の“記憶、保存”という意味と、さらに、博物館
の門戸を開いて、今ある社会の中に動いている“アート”や“現象”に積極的に“価値
付けする=ドキュメント”という意味を指しています。
公立博物館の“あり方”が問われだして久しいものがあります。その理由として、第
一に、前述したような、新しい時代に対応した博物館になっていないということ、第
二に、博物館が学芸員など、一部の人々の「象牙の塔」になっているという閉塞性
の問題、第三に、公立であるがゆえ、利用者がいくら少なくても“倒産”はないという
ことから、公立特有の経営的な問題などが考えられます。
新しい県立博物館は、これらの問題点を解消し、県民にとって有意性を持った博物
館を目指していかなければ、何の意味もありません。
東員町政策課広報秘書係
電話: 0594-86-2862
ファックス: 0594-86-2850
電話番号のかけ間違いにご注意ください!