[2012年3月31日]
ID:2170
10月20日、環境をテーマとした研修に滋賀県まで行ってきました。行きは関ヶ原経由で長浜まで、帰りは東近江市から国道421号線で新しい石榑トンネルを通るルートでの行程でした。
まず、琵琶湖環境ビジネスメッセ2011(滋賀県立長浜ドーム)に立ち寄りました。環境に関する最新の情報・技術・製品など、308の企業・団体によって出展され、多くの人出で賑わっていました。すこしはやく着いたので、会場待ちの間、屋外展示のエコカーのブースを覗いてみました。今話題の電気自動車や燃料電池車が並んでいました。
10時に開場し、中へ入るとたくさんのブースが並んでおり、どこから手を付けていいのか困ってしまうほどです。その中で私たちが注目したのは、まずLED蛍光灯。役場の省エネを考え、庁舎内の照明をLEDに変えることを検討している最中です。LED蛍光灯も随分安くなり、来年度は全てLEDに交換できるのではないかと思っています。次に、不法投棄を監視するカメラシステムですが、バッテリーで駆動させるもので、町としても困っているネオポリス東側を通る道路での不法投棄に備えられるのではないかと興味を持ちました。その他にも小水力発電やスマートシティの参考になるブースなど興味を引くブースがたくさんでした。残念ながら、あまり時間が取れなかったので、全部を回ることができませんでした。
次に訪れたのは、あいとうエコプラザ菜の花館(東近江市)。廃食油を集めてろ過し、石けんを作ったりBDFプラントによりバイオディーゼル燃料としてリサイクルされていました。ここには大きなプラントがあり、菜の花の実をしぼって菜種油や搾りカス(肥料として)を商品化していました。
私たち一行は説明を受け、施設見学させていただいて帰路につきました。
石榑トンネルを通るのは始めてでしたが、東近江市の永源寺から東員町役場まで30分余りで到着したのには驚きました。滋賀との交流が本当に身近になったことを感じました。
10月22日(土)、第44回東員町文化祭のオープニング式典が行われました。この文化祭は、来月の11月6日(日)まで総合文化センターにおいて開催されています。オープニングセレモニーでは麗明智翔(れいめいともか=東員町大木在住)さんの琴の演奏に出席者全員聞き入っていました。
会場内には、町内からたくさんの作品が展示されており、来館された方の目を楽しませてくれています。また、この期間中17種類の体験教室が用意されています。子どもから高齢者まで、誰でも参加でき楽しんでいただける内容になっていますので、多くの皆さんの参加をお待ちしています。
さらに、この期間中、文化協会の行事としていろいろな活動が行われます。秋の芸術祭と題して、民謡・詩吟やオカリナ・大正琴の演奏、またキッズダンスなどが披露されたり、お茶会の開催や劇団 員弁川による演劇「しまいこんでいた歌」の上演も行われますので、ぜひとも足を運んでいただきたいと思います。
今、日本のみならず世界中に異常な現象が広がっています。異常気象や経済・財政不安などによる民衆の蜂起、また地域紛争などで、人類のおごり、心が病んでしまっているのでしょうか。こういうときだからこそ、東員町は文化によるまちづくりを目指していきたいと考えています。文化による地域おこしや文化によって地域経済を活性化させることも可能ではないかと考えて、それに向かって進んでいきたいと思います。
10月21日(金)、新たに行財政検討委員会が立ち上がりました。今まで当町の行財政について検討いただき、提言いただいた行財政検討委員会が9月で任期満了となりましたので、リニューアルさせていただきました。
今回は、四日市大学の岩崎先生に引き続きお世話になるほか、専門的立場から公認会計士の酒谷先生にも入っていただき、町民代表10名の皆様と共に総勢12名の委員の皆様にお願いいたしました。
今までも真剣にご議論いただき、いろいろなご提言をいただきましたが、行政側の事情や甘さから、せっかくのご提言があまり実効していなかったのではないかと反省しています。そこで、今回は予め外郭団体・補助金・委託事業などを中心に48事業を抽出し、これらの事業仕分けをこの委員会でお願いすることとしました。
これから東員町は急激な高齢化を迎え、住民税などの減少を覚悟しなければなりません。さらに、国におきましては天文学的な借金に加え、3月に起きました東日本大震災の復旧・復興への対応で、地方への交付金などはどんどん減少することは目に見えています。私たちの町は私たちで守らなければなりません。そして、私たちの子どもたちにツケを回すようなことは絶対に避けなければなりません。
こうしたことを踏まえ、将来を見据えた町の姿を描き、皆さんにお示しすることが重要になってきますが、それとともに、今ある事業を精査し、整理して無駄を省いていくことも必要不可欠と考えます。こうした精神のもと、委員の皆様にはしっかりとご検討いただき、ときには大ナタを振るっていただくこともお願いしている次第です。
私たち行政は、委員の皆様が出していただくご指導を真摯に受け止め、持続可能な東員町のまちづくりのため、町民の皆様のために実行していこうと考えています。町民各位のご理解ご協力をお願いいたします。
10月17日、昨日から「町民ギャラリー」の展示が変わりました。朝から笹尾東4丁目「趣味の会」の皆さんが役場玄関前に集合して、「町民ギャラリー」の飾り付けに賑わいを見せていただきました。
今回の展示は、たくさんの方が関わっていただいた、多趣味の作品が所狭しと並んでいます。話を伺っていますと、最初は出展数が少ないのではないかと心配されたようですが、日を追うごとに出展希望者が増え、この日はたくさんの方が賑やかに飾り付けを行っていただきました。
今回はたくさん写真を掲載させていただきましたので、ご覧いただきたいと思いますと同時に、皆さんも「町民ギャラリー」に足を運んでいただくと幸いです。
私は、町長選挙で皆さんにお約束させていただいたように、役所の持つ公共空間を町民の皆さんに活用いただき、活用いただいた皆さんだけでなく、町民の皆さんにも憩いの場所にしていただければと思っています。「町民ギャラリー」はそのひとつであり、ほかにも皆さんのアイデアを出していただいて、空いている空間を使っていただければ幸いに存じます。
事あるごとに申し上げていますが、東員町は今後急激に高齢化が進みます。今では65歳と言ってもまだまだ若い年齢ですし、年金については、国の財政事情もあり、年々厳しい状況になってきています。こういう社会情勢の中で、できるだけ元気に歳を重ねていただくということが、皆さんにとっても行政にとっても大きな目標となってきています。
これからの行政のひとつの課題として、高齢者の居場所づくり、活動の場づくり、働く場づくりがあります。定年退職された皆さんが、この東員町という地域社会で第二の人生を送っていただくための環境整備が求められています。元気で生きがいのある生活をしていただくため、趣味やボランティア活動など、いろいろな活動をしていただくと思いますが、健康というキーワードのもと、行政としましてもできる限りのバックアップさせていただこうと考えています。
シルバー人材センターもそうした活動のひとつとして、高齢者の働く場の確保ということになります。これからの高齢者社会を乗り切るために、高齢者の皆さんにお願いさせていただくことは増えてきます。高齢者対策をする政策の中で、いろいろな仕事も出てきますので、シルバー人材センターの皆さんとも連携しながら進めていきたいと考えています。
幼児から高齢者まで、誰もが普通の生活をし、みんなの顔が輝いている、そんな地域社会づくりを、町民全員参加で進めていきたいと思います。
10月12日、町内大木にある東員町資源ごみストックヤードで、NPO法人生ごみリサイクル思考の会(川島浩氏代表)による、定例の生ごみ回収が行われ、その作業を視察させていただきました。
NPO法人生ごみリサイクル思考の会による生ごみの堆肥化事業は、東員町内で協力していただく約150戸の家庭から月1回のペースで生ごみを回収してストックヤードに持ち込み、二次発酵させて堆肥をつくるというものです。町内を4つの地区に分け、1回に約40戸ほど回収に回っていただくようです。
ごみの減量は本来行政の仕事です。しかし、なかなかその仕組みがつくれない中、町民ボランティアの皆さんが先駆的に立ち上がっていただき、こうした事業を展開していただいております。可燃ゴミが減ればそれだけごみ処理コストは下がり、環境保全にも貢献します。
行政としては、「生ごみ堆肥化検討委員会」を立ち上げ、どんな方でも、誤解を恐れずに言うなら、どんなズボラな人でも取り組める仕組みをつくらなければ、町全体には広がらないことを念頭に生ごみゼロに向けて進めていきたいと考えています。
行政ではよくある、いわゆる町民向けのガス抜きのような失礼なことにならないよう、委員の皆さんにはしっかりと議論していただき、行政はいただいた提言を忠実に履行するとともに、来年度には調査費も計上して着実に可燃ゴミを減らすための方策を取っていきたいと思いますので、町民皆さんのご協力をお願いいたします。
10月11日商工会館で、商工会の工業部会、商業部会と行政との意見交換会を行いました。商工会からは伊藤会長をはじめ20名ほどの会員の皆さんが、行政からは私と藤井建設部長、門脇建設産業課長が出席し、東員町の将来について活発な意見交換が行われました。
要望としては、できるだけ町内で物とカネが回る仕組みを考えてほしいということを中心とした議題となり、これは行政としても同じ思いのなか、お互いに協力していくことで意見の一致を見ました。
最も議論が白熱したのは、中部公園に関する議題でした。
中部公園には年間約35万人の来場者があります。こうした来場者がゆっくりここで過ごしていただくために必要な物があると思うのですが、また、それによって東員町におカネが落ちる仕組みを考えていけば、公園管理の経費や東員町商工関係者の利益につながる可能性が膨らんでくるのではないかと考えます。また、いい循環ができれば、来場者はさらに増えると思います。
こうしたことは、行政として取り組むのではなく、民間の、例えば商工会や観光協会のなかで有志の方が積極的に仕掛けていただくことではないでしょうか。行政は、今までの感覚と違って、そうした民間の皆さんの取り組みを積極的にバックアップしていくことになります。規制などの壁があるなら、それをクリアしていくことも行政の役割です。
また、東員町には特産品がないということから、その開発を商工会のなかで考えたいという意見も出ました。まったくその通りで、当町に来ていただいたお客様に、お土産として持って行っていただく物が見当たらないというのが現状です。同様に、どこかを訪問するとき、持っていく東員町の土産がなく、困っていたところでした。これに関しては、行政も一体となって取り組まなければならないことなので、商工会と手を携えていこうと考えています。
いずれにしろ、会員の皆さんは自分たちのためにがんばり、そのためには町全体を盛り上げていかなければならないことをご認識いただきたいと思います。行政は、皆さんの邪魔をしないように、精一杯バックアップさせていただきたいと思います。
10月9日、コスモス祭りのひとつ、観光協会による流鏑馬道中の行事が行われ、猪名部神社から北勢線東員駅まで約1時間ほどの行程で、猪名部神社の宮司さんを先頭に、射手に扮した若武者を馬の背に、人馬の行列が行進します。
猪名部神社で道中の安全を祈願し、その後、行進の前に一頭の馬に乗せていただきました。久しぶりの馬の背でしたが、やはり気持ちのいいものです。東員町は、春の一大イベントである“上げ馬神事”が有名ですが、この町に馬はよく似合うと思います。
最近、この馬を題材にした東員町のキャラクター(ゆるキャラ)として“とー馬くん”が登場しました。当町は、歌舞伎の名優、七世松本幸四郎丈の生誕の地で、歌舞伎に縁が深いということで、“とーま君”は歌舞伎の衣装を身にまとっています。
少しリアル過ぎて「暑苦しい」ところはありますが、東員町を宣伝してくれるキャラクターとして、皆さんに可愛がっていただくことを期待しています。
10月9日、恒例の「いずみ文化祭」が、東員町保健福祉センターを中心としたエリアを使って開催されました。
いずみへ通う仲間たちの太鼓の演奏でオープニング行事が始まり、通常の開会式のあと、東員第一・第二中学校吹奏楽部の演奏やマリンバの演奏などで、来場していただいた皆さんを大いに楽しませていただきました。
役場の中庭では、スタッフの皆さんや民生委員の皆さんによるお店が並んで、焼きそばやポップコーン、飲み物などが販売されていました。また、杵による餅つきも行われ、突き上がったばかりのお餅が、たくさんの皆さんに振る舞われていました。その他、喫茶コーナーやゲームコーナーなども設けられ、今年もとてもいい雰囲気の中で地域の皆さんとの交流が進んだのではないかと喜んでいます。
準備や後片付けなど大変なことも多くあると思いますが、保護者やスタッフの皆さんのこうした地道な努力の積み重ねが地域の皆さんに受け入れられ、今ではこのいずみ文化祭も東員町の恒例の行事となっています。
これから行政としましてはさらに一歩進め、この町では障がいがあってもなくても、幼児から高齢者まで、誰もが普通の生活ができる地域づくりをしていかなければなりません。悲しいことですが、まだまだ偏見をお持ちの方もみえます。是非とも、町民お一人おひとりが心のバリアを取り除いていただきたいと思います。
すっかり秋らしくなり、スポーツの季節となりました。東員町でも中学校、小学校の体育祭・運動会も終わり、日曜日には町民体育祭も秋晴れの中、無事開催することができました。明日は、幼稚園、保育園の運動会です。子どもたちが元気に飛び回る姿が目に見えるようです。
さて、今日は、いなべ市大安町の体育館において、障がいのある子どもたちの「あすなろ運動会」が開催されました。夏の「あすなろキャンプ」に続く催しです。
キャンプでは、かなり重度の子どもたちも参加していましたが、今回の運動会ではそういった子は少なく、比較的身体の自由がきく子どもたちが元気に走り回っていました。普通校の特別支援学級に通う子どもにとっては、引き続きの運動会になりましたが、とっても楽しそうな顔が輝いていました。
ここには、いままでは参加していなかった軽度発達障害の子どもたちも参加しています。今までは健常者として見られていたのですが、近年、軽度発達障害のある子どもとして、別メニューの教育が必要と考えられるようになりました。このような子どもたちが最近増えてきています。
当町でも、小・中学生や幼保の子どもたちにこうした傾向が見受けられるようになってきています。このことについては、国や県も巻き込んで対策を考えていかなければならないと思います。特別支援学級の整備や先生の手当ては、財政の厳しい市町村単独では難しい事業となります。
子どもは国の宝ですから、総合的な子どもの教育は国の仕事だと思っています。「子ども手当」をバラ捲くよりこうしたところに予算を使っていただきたいと思います。
軽度発達障害の子どもは、小さい時期の療育をしっかりやることによって、障がいの度合いを少なくすることができると聞いています。そのための療育施設が必要なことは十分わかっているのですが、小さな町が単独で療育施設を持ちことは財政的にとても難しいことです。
東員町は、幼保の待機児童を0にすることや特別支援学級設置を積極的に展開しています。このことについては町独自の政策として取り組んでいますが、これも含み、療育についても国や県の関与、特に財政的な関与が必要であり、これが本来の姿なのではないでしょうか。
東員町政策課広報秘書係
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