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平成29年5月

[2017年12月28日]

ID:6224

町長ブログ

ブログ

平成29年5月16日 三重県議会の迷走

三重県議会が迷走しています。

 議会議員の定数をどうするのか?ということで、2年前の改選後から選挙区調査特別委員会をつくって議論してきた話題(決して課題ではありません)ですが、議論がうまく?決着せず、突然色々なパターンの案が出てきたようです。ただ、この議論自体からして、すべて議員当事者によるエゴのかたまりの議論で、県民無視の自分勝手な行動と言わざるをえません。

 遡れば、平成12・13年度にこの委員会が設置され、2年間の議論の結論として、当時の定数55議席を平成15年の統一地方選挙で51議席に減らすことになりました。当時の論点は2つあり、(1)定数削減(2)1票の格差是正でした。議論の中では、最大10減の45議席案も出ていましたが、当時は後に平成の大合併を控えている時期であり、(1)定数削減を優先して、四日市市、鈴鹿市、津市、松阪市の比較的大きな4市の定数をそれぞれ1減とし、かえって1票の格差は大きくなってしまったところはありますが、平成の大合併が終わった段階で、再度選挙区調査特別委員会を設置して、議論し残した、特に(2)1票の格差是正を主として議論するということで決着した経緯があります。この結論にすべての議員が納得していたわけではありません。特に、減となる当該市部の議員には不満があったと思いますが、当時の県議会には、四日市市選出の岩名秀樹議員がおり、岩名議員の強いリーダーシップと大局観で、この案が成立しました。

 合併後、すぐにこの議論を始めなければならないところ、改選後ということもあり、それぞれに議員のエゴが出てきて、なかなか話題になってきませんでした。平成19年の統一地方選挙後ようやく動き始めましたが、それぞれの議員のエゴが交錯して結論は出ず、次の統一地方選挙後に持ち越しとなりました。ようやく本格的な議論があったものと思いますが、平成27年の議員選挙には適用せず、平成31年の議員選挙から実施するということで、45議席案が決定しました。この結論による実施でも、平成14年3月の決着から17年経っての実施になるわけですが、今回の議論は、それさえも1度も実行しないまま、また議論を蒸し返し、それを反故にしようという、県民不在の、あまりにもふざけた議会の動きではないでしょうか。今の三重県議会は、8期以上の長老は存在するものの、三重県民のために働こうという議員のリーダーは存在しません。あまりにも情けない三重県議会と言わざるをえません。

 改革先進議会として、全国的でもトップを走っていた、あのころの三重県議会は今どこへいってしまったのでしょうか?


 

平成29年5月8日 第19回全国子ども歌舞伎フェスティバルin小松

 「警察に正義なし」という、日曜日の夜のテレビドラマがありました。「上の権力」からの圧力で、組織ぐるみで犯罪に頬被りし、何もしていない(が、少し何らかの関係ある)人を犯罪者にでっち上げることにより、本当の犯罪を闇に葬る警察組織(それを良しとしない現場の警察官はいるのですが)・・・というようなストーリーだったかなと思います。拳銃を所持し、逮捕権を法的に認められた「警察」という組織がこのドラマみたいなことになったら、我々一般庶民は何を頼りにすればいいのでしょうか。

 さて、5月3~5日、「第19回全国子ども歌舞伎フェスティバルin小松」が開催され、東員町の松の会子ども歌舞伎の子どもたちも元気に出演しました。小松市の子ども歌舞伎は江戸時代から続く250年の歴史があり、役者の層が厚く、流石に歴史を感じさせるだけの素晴らしい演技でした。小松市の演目は、安宅の関があることから、毎年「勧進帳」と決まっており、レベルの高い演技に、「子どもにできて大人にできないこともあるんだ。」という声も聞かれるほど観客は圧倒されていました。使われているホールは、「うらら」と名付けられた歌舞伎専用の素晴らしいホールで、ここでは何度も、今の松本幸四郎丈や市川海老蔵丈などが訪れ、勧進帳を披露している、新しいけれど由緒あるホールです。また、毎年の「勧進帳」から巣立った歴代の先輩たちが、お囃子や後見(黒子)を務め、後輩の素晴らしい演技を支えているという伝統の重さもひしひしと感じました。
今年、全国から招待された団体は、松の会と東京・浅草子ども歌舞伎です。浅草の団体には、大学の古典芸能を専攻したお姉さんたちが伴奏や長唄を務めるという付録が付いており、平成25年の設立という歴史の浅さはありますが、しっかりとした演技を披露してくれました。

歌舞伎専用ホール「うらら」

 また、今回で2回目となります、東員町・松の会子ども歌舞伎は、小学校3年生から中学校2年生の7名による演技でしたが、ビックリするほど素晴らしい公演で、会場からは、大きな掛け声や割れんばかりの拍手で盛り上がっていました。彼らは、2ヶ月後の7月2日(日)に、今度は東員町で、別の演目を演じるというハードなスケジュールがある中での、今回の素晴らしい演技でした。小松市の域に達するには時間は足りませんが、松の会の子ども歌舞伎も歴史をつくっていってくれることを期待しています。

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