男女共同参画社会の実現を目指して

更新日:2024年03月29日

男女共同参画社会の実現を目指して

男女共同参画社会とは男女の立場を対等とし、性別に縛られず、一人ひとりの個性と能力が発揮でき、あらゆる分野で互いに意見を出し合い喜びや責任を分かち合う社会です。

この男女共同参画社会の実現は、女性の人権の確立とともに高齢化、少子化、環境問題など社会が直面しているさまざまな課題に対応し、活力ある社会を作る大きな鍵なのです。

私たちも「女らしく」「男らしく」ではなく「自分らしく」「人間らしく」生きることにより、私たちのまちに男女共同参画社会を実現しましょう。

女性も男性も自分らしく生き生きと暮らせる社会実現のためには、まず、一人ひとりが日常当たり前だと思っていることを見つめなおすことが必要です。

四つ葉のクローバーが大小4つあるイラスト

男性も女性も仕事と家庭が両立できる職場環境に

結婚・出産後も仕事を続けたいと思っている女性は大勢います。しかし、実際には、それをきっかけに仕事を離れざるを得ない女性が少なくありません。

女性が仕事を続けられるよう、制度や職場の雰囲気などの環境をもっと整える必要があります。また、男性でも、仕事だけでなく、育児や介護など家庭のことにもっとかかわりたいと思ってる人が増えています。

男性も女性も、育児・介護休業制度などを利用しやすくなるよう、職場の環境を変えていくことが必要です。「男は仕事、女は家庭」ではなく、これからは、「男も女も、仕事と家庭を両立」できるようにしなければなりません。

女性の人権が尊重されていますか

女性であれ男性であれ、人はだれでも等しく個人の人権が尊重される権利があります。
しかし、現実の社会では、夫・パートナーからの暴力、性犯罪、売買春、セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為など、女性の気持ちを無視し、人権を侵害する行為が少なくありません。

このような女性に対する暴力は、男性優位の考え方や男女の固定的役割分担、経済力の格差などから生まれるものです。女性も男性も対等なパートナーとして認め合い、お互いに尊重し合って、相手の嫌がることはしない。それは人間関係の基本的なルールです。

家族みんなで、家事を分担しましょう

最近は結婚後や出産後も仕事を続ける女性が多くなっていますし、家事をする男性も増えてきています。しかし、夫婦共働きの家庭でも妻が家事のほとんどの部分を担うことが多いようです。

「家事は女性の仕事」と決めつけず、男性も料理や掃除、洗濯などの家事を分担してみませんか。

子育ては夫婦が協力し合って

父親の子育てへのかかわりが少なく、一人で子育ての負担に悩んでいる母親は少なくありません。母親と父親が協力し合って子育てをすることが大事です。

父親の子育てへの参加は、子どもにとっても、母親にとっても、そして、父親自身にとってもプラスになります。

「女の子らしく」「男の子らしく」と子どもの可能性を狭めていませんか

「女はこうあるべき」「男はこうあるべき」という親の価値観で、子どもの行動や考え方を制限していませんか。そうした価値観のおしつけは、子どもの自由な考え方や発想をつぶしてしまうおそれもあります。

子どもの個性を伸ばし、可能性を広げるためにも親自身が性別による固定的な役割分担意識をもたないことが大事です。

男女で仕事を分けていませんか

職場の中で「これは女性向きの仕事」「これは男性向きの仕事」とされていることはありませんか。例えば、「女性は神経が細やかで、物腰が柔らかいから窓口業務や接客に向く」というように。

しかし、女性だからといってもだれもが同じ性質ではありませんし、男性の中にも接客に向いている人はいます。仕事の向き・不向きなどを、性別で判断するのではなく、男性も女性も、本人の個性や能力、意欲を生かして働くことができるように、性別による仕事の区別をなくすことが必要です。

第4次東員町男女共同参画プラン

東員町では、平成19年度に「東員町男女共同参画プラン」、平成24年度に「第2次東員町男女共同参画プラン」、平成29年度には「第3次東員町男女共同参画プラン」を策定し、男女共同参画社会の実現に向けて取り組んできました。

計画の策定から人口・世帯構成や住民の意識、社会情勢は大きく変化しています。そこで、これまで取り組んできた事業の評価・見直しを行い「第4次東員町男女共同参画プラン」を策定しました。

この計画は、令和5年度を初年度に9年までの5年間を計画期間として設定しました。最終年度には計画の進捗状況について評価を行い、計画の見直しを行います。

東員町男女共同参画プラン

東員町男女共同参画推進条例ができました(平成31年4月1日施行)

東員町では、地域や家庭・職場・学校など、あらゆる場面で男性も女性も対等なパートナーとして、ともに喜びも責任も分かち合い、だれもが自分らしい生き方を選択できる社会になることを目指していきたいとの思いから「東員町男女共同参画推進条例」を制定し、4月1日から施行しました。

東員町男女共同参画推進条例に定められていること

この条例は、前文から10の条項で構成されています。また、条文は、親しみやすく、読みやすいよう、「ですます調」からなる柔らかい表現となっています。

主な内容としては、1条では目的を、3条では基本的な理念を、4条5条6条ではそれぞれ、町民、事業者、町の役割などを、また7条では差別やドメスティック・バイオレンス、セクシュアルハラスメントの禁止についてなどを定めています。詳しくは、下記をご覧ください。

  • 男女共同参画に関する条例は、県内の町では3番目の制定となります。
  • 東員町では、これからも男女がともにあらゆる分野で活躍できるまちづくりに取り組んでいきます。みなさんもこの条例の制定をきっかけに男女共同参画について考えてみませんか。

関連書類

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東員町 町民課
電話番号:0594-86-2806
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