HPVワクチン(子宮けいがん予防ワクチン)について

更新日:2025年04月02日

HPVワクチン(子宮けいがん予防ワクチン)について

目次

HPVワクチン接種の経過措置(接種期間の延長)について

経過措置の対象者

  • キャッチアップ接種対象者(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ)の女子のうち、令和4年4月1日~令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した人
  • 令和6年度高校1年相当(平成20年4月2日~平成21年4月1日生まれ)の女子のうち、令和4年4月1日~令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した人

経過措置の期間

キャッチアップ接種期間終了後、1年間

(補足)令和7年4月1日~令和8年3月31日まで

留意事項

過去に接種をしたが、キャッチアップ接種実施期間中(令和4年4月1日~令和7年3月31日)に一度も接種していない人は、経過措置の対象となりません。

HPVワクチン接種について

HPV(子宮頸がん予防)ワクチン接種は、平成25年6月に厚生労働省の通知により、積極的な勧奨を控えておりましたが、令和3年11月26日発出の通知により、積極的勧奨の差し控えを終了させることになりました。これにより、町においても、HPVワクチンの接種勧奨の個別通知を令和4年4月から再開しました。再開につきましては、令和3年11月に開催された厚生労働省の会議で、「最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性が他の定期接種のワクチンと比べて低い訳ではないことが確認され、接種によって子宮頸がんを予防できるという有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められた」との背景があります。

 なお、個別通知にかかわらず、現在対象年齢の人は、定期接種として公費で接種できます。希望される人は母子手帳を持参のうえ、子ども家庭課までお越しください。

定期接種対象者

小学校6年生~高校1年生に相当する年齢の女子

接種回数

2回または3回接種(接種するワクチンの種類により回数が異なります)

(注意)通常、接種完了までに約6カ月の期間がかかります。

接種場所

三重県内の医療機関(三重県登録医師)

その他

  • 接種時は予診票、母子健康手帳を必ず持参してください。
  • あらかじめ電話などで、医療機関へ接種日時などを相談してください。

9価ワクチンについて

HPVにはいくつかの型があり、9価ワクチン「シルガード(R)9」は、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮けいがんの原因の80~90%を占める、7種類のHPVの感染を予防することができます。

一般的な接種スケジュール

9価ワクチン「シルガード(R)9」で接種を開始する方は、決められた間隔をあけて、合計2回または3回接種します。

9価ワクチン「シルガード(R)9」の場合の接種スケジュールの図

これまでに、2価ワクチン「サーバリックス」、または4価ワクチン「ガーダシル」を1回または2回接種した人

原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合にも公費で接種することができます。

リーフレット

HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症~子宮けいがん検診とHPVワクチン~

子宮けいがんとは?

子宮けいがんとは、子宮の入り口にあるけい部と呼ばれる部分の表面にできるがんを言います。
子宮けいがんは国内では年間約11,000人が発症し、年間約2,900人の女性が亡くなっています。しかし、早期に発見し治療を受ければ多くの場合、命を落とさずに治すことができる病気です。

子宮けいがんの原因

HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。このウイルスは、ヒトにとって特殊なウイルスではなく多くのヒトが感染し、その一部が子宮けいがんを発症します。
HPVには200種類以上の型があり、子宮けいがんの原因となる型が少なくとも15種類あることがわかっています。

子宮けいがんを防ぐには?

子宮けいがんの原因となるHPV感染症を防ぐHPVワクチン(一次予防)を接種すること。そして、ワクチン接種だけでは、すでに感染しているウイルスを排除したり、効果が永久に持続するわけではないため、20歳を過ぎたら、早期にがんを発見する子宮けいがん検診(二次予防)を定期的に受けることが大切です。

HPVワクチンの効果とリスク

子宮けいがんをおこしやすい型である16型、18型の感染を防ぐことができる、2価ワクチン「サーバリックス」、4価ワクチン「ガーダシル」は、子宮けいがんの原因の50~70%を防ぎます。

令和5年4月から公費接種が可能となった9価ワクチン「シルガード(R)9」は、16型、18型に加え、ほかの5型の感染も防ぐため、子宮けいがんの原因の80~90%を防ぎます。

一方で、接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。接種後に体調の変化が現れたら、まずは接種を行った医療機関などの医師や周りの大人に相談してください。

リーフレット

HPVワクチンに関する相談先一覧

接種後に、健康に異常があるとき

まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。

協力医療機関の受診については、接種を受けた医師又はかかりつけの医師にご相談ください。

ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関

不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき

各都道府県において、衛生部局と教育部局の1箇所ずつ「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口」を設置しています。

  • 三重県 医療保健部感染症対策課 059-224-2352
  • 教育委員会事務局保健体育課 059-224-2969

HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談

感染症・予防接種相談窓口
  • 電話番号:050-3818-2242
  • 受付時間:平日9時~17時(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)

医療従事者向けHPVワクチン診療マニュアルなどについて

(注意)HPVワクチン診療マニュアル(医療従事者向け)閲覧登録フォームに必要事項を入力後、送信ボタンを押してください。登録したメールアドレスに診療マニュアルのURLが届きます。

ダウンロードに関する問い合わせ先

一般財団法人日本いたみ財団
Eメール:一般財団法人日本いたみ財団へメールを送信

診療マニュアルの内容に関する問い合わせ先

愛知医科大学病院 病院管理課
Eメール:愛知医科大学病院 病院管理課へメールを送信

関係書類

リンク集

この記事に関するお問い合わせ先

東員町 子ども家庭課 こども家庭センター
電話番号:0594-86-2872
ファックス番号:0594-86-2851
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