災害から身を守ろう<非常食>

更新日:2024年03月29日

「非常食」について考えてみましょう

 「東日本大震災」を受けて、日本中で災害対策が見直されてきています。想定される地震の規模や被害想定を見直したり、災害時に迅速な行動をするための計画を立てたり、非常食を備蓄したりと、さまざまな形で災害への備えが進められています。
 その中でも、身近にできる日ごろからの備えとして「非常食」を備蓄されている方は多いと思います。
 災害時は体を動かすことが普段よりも多くなることから、食事を取ることがとても大切になります。
 しかし、食料が簡単には手に入らなくなる上、電気・ガス・水道といったライフラインが使えなくなり、思うように調理ができなくなることも考えられます。

非常食とは

 そのような状況にも対応できるよう、現在では保存期間の長い非常食や、水を入れるだけで食べられるような保存食も多く発売されており、ホームセンターなどでも購入することができます。

レトルト食品や缶詰などの非常食の写真

 非常食は、一般的に最低限3日間分は備蓄するのが良いといわれています。
 この「3日間」という日数は「ライフラインが復旧するまでに3日間程度が見込まれる」という理由からですが、東日本大震災のような広域かつ甚大な被害が発生した場合、ライフラインの復旧が相当遅れる可能性もあり、3日間分の備蓄だけでは足りなくなることも考えられますので、できれば7日分を備蓄しましょう。
 そこで、普段からご家庭にある食料を災害時にいかに使うかということも考えてみましょう。
 町がこれまでに実施した「避難所運営訓練」でも、炊き出し訓練などで皆さんに実践していただきました。

焚火の上に水とコメの入った容器をかざす人の写真

「炊き出し訓練の様子」

 熱に強い専用の袋、またはフリーザーバッグ(食品用の耐熱性のポリ袋)に米と水を入れ密閉し、そのまま鍋に入れて30~40分ほど茹でるだけといった炊飯方法で、中に梅干しを入れたり、塩昆布を入れたりと味をつけて炊くこともできます。

 「ハイゼックス」といわれる炊飯方法で、お皿や箸を使わず食べることができ、衛生上の安全も確保できるという利点があります。
 その時にある食材を、限られた調理法の中で調理することで、普通の食材が「非常食」にもなります。

何も入っていないビニール袋とコメの入ったビニール袋の写真

「ハイゼックス」

今後も訓練などを通じてさまざまな非常食を紹介していきたいと思いますので、町や地域で実施される防災訓練には積極的に参加しましょう。

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東員町 総務課 防災対策室
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