東員町16年一貫教育プラン
東員町16年一貫教育プラン
東員町教育委員会では、すべての子どもたちが、社会でいきいきとした自分の人生を歩めるように、アメリカの精神分析家のエリクソン Erikson,E.H(1902‒1994)の発達理論を参考にしながら「東員町16年一貫教育プラン」を策定しました。
このプランの示す16年とは、胎児期(-1歳)から義務教育終了(15歳)までの16年間を指し、子どもたちの「意欲」を高める保育・教育として、子どもたちの「基本的信頼感」「自己肯定感」「自己有能感」の「3つの感」(以降3感)を育むことを目標としています。
また「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」の3つの「生きる力」を、保護者の皆さんと地域の方々と共に育み「安定した子育ち、子育て」ができるよう、子どもたちの発達段階に応じた互いの関係づくりを心がけ「3感」を育んでいきたいと考えています。
東員町16年一貫教育プランで育む3感とは
基本的信頼感
「この世に受け入れられているんだ」「信頼してもいいんだ」という気持ち
自己肯定感
「自分は大切な存在なんだ」「自分はかけがえのない存在なんだ」という気持ち
自己有能感
「自分はこんなに得意なことがあるんだ」「頑張れば、きっとうまくいく!」という気持ち
「3感」を育むための3つの「生きる力」の育成
確かな学力の育成
幼稚園・保育園では…
- たくさんの愛情を受けて、全身で喜びを表すことができる力を育む(基本的信頼感)
- 何事にも興味や意欲を持って挑戦できる力を育む(自己有能感)
小学校では…
- 学んだことを生かしながら、仲間とともに新たな課題を乗り越える力を育む
- 対話力・活用力を生かしながら、課題を克服できる力を育む
中学校では…
目標に向かって、計画的・継続的に学習できる力を育む
豊かな心の育成
幼稚園・保育園では…
- たくさんの愛情を受けながら自分の要求を出すことができる心を育む(基本的信頼感)
- 豊かな体験を通して、豊かな心や感性を育む
小学校では…
- 仲間とともに学ぶことに喜びを感じられる心を育む
- 自分に自信が持てる(自己肯定感)を育む
中学校では…
自分の将来や生き方について考えられる力を育む
健やかな体の育成
幼稚園・保育園では…
- 保護者に見守られながら、自分から楽しんで探索活動や身体活動ができる力を育む(自己有能感)
- よく食べ、よく寝て、よく遊ぶ習慣を身につける
小学校では…
規則正しい生活習慣と、進んで運動したり外遊びをしたりする習慣を身につける
中学校では…
規則正しい生活習慣を確立し、体力をつけようとする力を育む
具体的実践もスタート
東員学び検定(学力)(確かな学力の育成)
学びの基礎となる国語力において、東員町の子どもたちの課題にあったテキストで学習した後、国語検定を行う取り組みです。
読書登山(豊かな心の育成)
乳幼児期から義務教育終了までの間に東員町推薦図書を300冊読もうという取り組みです。
東員なわとび検定(体力)(健やかな体の育成)
全小学校で子どもたちが共通の縄跳びカードを使いながら、1級目指して頑張るという取り組みです。
保護者の方へ
ここで掲載した内容を網羅した冊子、東員町16年一貫教育プラン「3感EDUCATION」教育理念版を4月から学校を通じて配布しています。ぜひご一読いただきますようお願いします。
東員町16年一貫教育プラン「3感EDUCATION」
子育ての手引き版【中学生用】 (PDFファイル: 1.8MB)
更新日:2025年04月25日