東員町指定天然記念物

更新日:2024年03月29日

『山田半ノ木谷イヌナシ自生地』東員町指定天然記念物 第2号

平成10年4月3日、町天然記念物第2号に指定されました。(東員町大字山田字半ノ木谷3574番1地内)

イヌナシは、野生ナシの中でも最も原始的な種で、4月には白い花が咲き、6月には1センチメートルの果実を結びます。一名マメナシともいわれています。

学名は「Pyrus dimor-phohylla Makino」。

周伊勢湾地域に分布する希少種で植物学上の基準標本となっています。

このイヌナシ自生地は、平成6年に生育が確認され、学術的に価値の高いものです。

青空の下で白い花が満開に割き柵に囲われている山田半ノ木谷イヌナシ自生地の写真

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『トウインヤエヤマザクラ(第2号)自生地』東員町指定天然記念物 第3号

平成10年4月3日、町天然記念物第3号に指定されました。(東員町城山1丁目47番7)

第1号と同種のヤマザクラです。

平成8年4月27日に三宅耕三氏により発見されました。

花の色が第1号より薄く、例年、第1号より開花時期が1~2週間ほど早い。

ピンクの花を咲かせているトウインヤエヤマザクラ(第2号)自生地の写真

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『観音もみじ』東員町指定天然記念物 第4号

平成24年3月29日、町指定天然記念物第3号に指定されました。(東員町大字瀬古泉字出口993番地)

瀬古泉の通称天神裏と呼ばれていたところに元禄のころ(1688~1711)、突然きれいな清水が湧きでるようになりました。不思議に思ってのぞいてみると、水の底に仏像が一体輝いていました。村の人たちは早速拾いあげ穴太山多井寺へお祀りしました。もともと、このあたりには古い神社があったといい伝えられていたので、神仏混淆の時代のこと、そこのほとけさんではないかと、村の人たちは毎年4月8日にこの池の底ざらえをして『観音池』と呼んでいました。

また、この池の側には古くから大きなもみじの木があり、池の古さを物語っていますがおそらく300年以上はたっているだろうといわれています。昔は、この池の水で目を洗うとどんな眼病でも治るといわれ、遠くからも観音池の水をもらいに来たといわれています。

青空の下で大きく生えていて白い柵に囲われている観音もみじの写真

現在、池は埋められもみじの木が残っているだけですが、さまざまな物語が伝えられており地元の人たちは今もこのもみじを大切にしています。

もみじの木はどこまでが根っこでどこまでが幹なのかわかりづらいのですが太さは約3メートル、地上に出たところから約4メートルほど横たわりそこから上へと約10メートルほどの大きな木です。紅葉しません。

根っこか幹なのかわかりづらい観音もみじの根っこの写真

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