平成28年度 町政懇談会の開催状況

更新日:2024年03月29日

平成28年度 自治会別町政懇談会

 6月23日から7月30日の間、23自治会にお伺いし、町民の皆さんのご意見をいただく町政懇談会を実施しました。

617人の皆さんにご出席いただき、様々なご意見をもとに、懇談をさせていただくことができました。ありがとうございました。

町政懇談会資料

町政懇談会次第

  • 開会
  • 町長あいさつ
  • 東員町の総合戦略 政策課
  • 自立したまちづくり 町長
  • 皆さんとの懇談
  • 閉会

政策課 「東員町の総合戦略」要旨

 東員町の人口減少や超高齢化社会に対する対策として、人口ビジョンと総合戦略を作りました。人口ビジョンは、東員町の様々な人口データを分析し、これからの東員町の人口を予測したものです。その予測結果をもとに、どういった戦略をたてて対策をしていくかをまとめたのが総合戦略です。

 東員町の合計特殊出生率は三重県内で下から2番目の低水準です。社会増減について東員町の特徴は、就職期の20、30代で転出し、転入としては、家族で転入してくる傾向があります。

 現在の東員町の人口は約25,000人です。これが2060年には15,000人程に減少するという推計結果が出ております。この人口減少を、17,000~19,000人程度までに歯止めをかけようというのが、総合戦略の趣旨になります。

町長「自立したまちづくり」 要旨

 4月に熊本で地震がありました。南海トラフ地震も昔から言われていますし、災害については東員町も他人事ではありません。災害時に一番最初に必要になってくるのは水です。災害時に給水車で給水しているのをニュースなどで皆さんも見ているかと思います。東員町の下は大きな水瓶状になっていて、水は豊富にあります。水に大変恵まれた町です。

 東員町には3つ水源地があり、そこから汲み出して上のタンクに持っていき水道管を通して皆様のところへ供給しています。ただ、この水道施設は50年前に出来ていて老朽化が進んでいます。また、耐震化も出来ていません。地震で壊れて水を供給できなくなる可能性があります。ここ2、3年調査をしましてこれから40年くらいかけて順次老朽化対策、耐震化工事をしていかなければならないという結論を出しました。試算では40年で135億円程かかります。

 施設というものはいつまででも持つものではないので、いざという時に水がなくならいようにそういう対策はきちんとしておかなければなりません。これらのことを踏まえて、今後工事費用のために水道料金を値上げしなければなりませんので、御理解をいただきたいと思います。ただ、東員町の水道料金は、現時点で全国でもトップクラスの安さですので少し値上げしても安い水には変わりありませんので、大変申し訳ありませんが御理解いただきたいと思います。

 元気老人サロンについてですが、2、3年前くらいから自治会長、元気老人サロン関係者などと長寿福祉課との間でいろいろと議論してきました。その結果、今年度で元気老人サロンは廃止の予定でしたが拙速ではないかということで、経過措置として、今年度は補助金の一部減額でとどめ、来年度に廃止させていただく予定です。

 災害の話もしましたが、自治会に入ってない、近所付き合いが苦手など色んな人がいらっしゃって、本当に地域で支え合いが出来るのかというのが課題なんです。そのために地域の支え合い事業というのをやっていきたいと思っています。生活支援コーディネーターという方を雇って、地域の中に入っていただいて、地域の支え合い事業の相談にのっていただいたり、色んなアドバイスをいただいたりして、地域の皆さんで地域の支え合いをして地域づくりをしていく方向に持っていきたいと考えています。また、高齢化していくといずれは介護のお世話にならないといけない可能性が高くなります。出来るだけ介護のお世話にならないように、介護予防に力をいれていきたい。町の保健師を各地域に派遣して、介護予防の相談にのったりだとかアドバイスをさせていただいたりだとか、そういう方向へ進めていきたいと思っています。

 そのために、元気老人サロン事業で使っていたお金を、地域支え合い事業や介護予防事業で使わせていただきたいということです。現在、笹尾には睦会、城山には喜楽会というシニアクラブがありますが、在来地区は自治会ごとにシニアクラブがあり、ほとんどの人がシニアクラブに入っています。笹尾地区のシニアクラブ対象人口は4,000人くらいですが、睦会に入っているのは200人くらいです。200人で地域の支え合いというのは無理ですので、自治会ごとでシニアクラブを作っていただき、そこで地域の支え合い事業や介護予防に力を入れて頂きたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をいただきたいと思います。

 集会所の話ですが、団地の集会所は古いところは40年くらい経ちます。建て替えるときはどうするのかという話が以前から自治会長会でも出ていました。そのため、集会所の建て替えのための補助要綱をつくりました。これは建て替えの金額の半分を、1,000万円を上限に補助するという要綱です。今の集会所は、団地の開発事業者が建てて町に移管していただいたものです。これを町が自治会に無償でお貸しさせていただいているのが現状です。団地開発当時は、コミュニティもまだありませんので、そのコミュニティ醸成のために必要な集会所を事業者と町で協力してつくり、自治会の皆様にお貸ししています。しかし、基本的に集会所というのは、自治会が所有するものです。今は自治会がありますのでこれからは自治会で集会所はつくってください、というのが主旨です。自治会で集会所を建て替えると所有権は自治会になります。今の自治会は任意団体です。集会所を所有するには、自治会を法人化する必要があります。自治会の皆様の意思で集会所を建て替えることになれば法人化の手続きをしていただいて、自治会長を通じて役場に補助金の申請をいただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

自治会別会議録

会議録

この記事に関するお問い合わせ先

東員町 政策課 広報秘書係
電話番号:0594-86-2862
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